「静岡新聞発 選ばれる観光 外国人誘客」について感じること

2014年9月13日 | その他 old

今日の静岡新聞で経済再生の戦略として、「外国人誘客」とありました。

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訪日観光客数が2013年に初めて1000万人を越えましたが、外国人観光客の消費額は前年対比で3割ましだそうです。2020年には2000万人を超す予測のようです。すごい勢いで推移していますね。

静岡県に目を移すと驚くことに静岡県で一番外国人の宿泊者が多い町は浜松市(外国人就労者の多さに関連してだとは思いますが)。今では駅近くのビックカメラなども外国人観光客への売り上げ拡大に努力しているということでした。

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富士山を有する静岡県ですが、新聞のタイトルでもあるように外国人館顧客の「目的地化」はまだされていないのが現状のようです。通過型観光地ということですね。

日本一の富士山。世界遺産を構成する25の構成遺産。魅力的なはずが、素通り、または立ち寄りのみで通過されている現状。見直す点はたくさんあると思います。

外国語のチラシを作るのもいいですが、それが誘客のきっかけになっているのか?→日本人スタイルを外国人にも押し付けていないか

観光地の紹介よりも、「効率よく観光できるコツ」や「目的にあった楽しみ方」が提案できているのか?→日数や目的に合わせたモデルコースと所要時間の作成

「観光地」と「人」を同時に提供できているのか?→「観光スポット売り」になっていないか?そもそも外国人は日本独特の「文化」に興味があるのを認識しているか?

日本一の富士山を抱えている以上、「目的地化」に移行していくための切り札はすでに手元にあります。富士山に「ソフト面」の付加価値をつけることによって、「目的地化」は進むのではないでしょうか?

 


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